口臭が起こる原因となる歯のトラブル
虫歯
虫歯の穴に食べカスが入り込んだり、症状が進行して腐敗臭を発生したりする場合があります。腐敗臭を感じるくらいに虫歯が進行しているケースでは、神経が壊死していても痛みを感じません。また、差し歯の隙間など、目に見えない部分が虫歯となり、食べ物が詰まることでニオイを発することもあります。腐敗臭はかなりきついニオイなので歯磨きをしても残る可能性が高いです。そのため、できるだけ早く歯科医の診察を受けることをおすすめします。
歯周病
日本人の約半数以上が歯周病に罹患していると言われおり、非常に身近な病気です。特に歯周病は50代以上の罹患率が高く、歯周病が進行すると、歯周ポケットという歯と歯茎の間の隙間がどんどん深くなっていきます。その歯周ポケットの隙間に細菌や食べカスが入り込むことで口臭の原因となることも。歯周病の原因はブラッシング不足だけでなく、喫煙や飲酒といった生活習慣とも密接にかかわっており、不規則な生活を繰り返している人は歯周病にかかりやすいです。
歯石や着色
歯石や着色が多量に付着している場合も、口臭の原因となるため注意が必要です。歯石や着色は歯の表面がザラザラしており、そこに細菌や食べカス、歯垢などが停滞しやすくなります。コーヒーや紅茶などをよく飲む人や、喫煙習慣のある人は、着色しやすいので気を付けましょう。歯の表面はそれほど気にならなくても、裏側がびっしり着色していることもあります。これらは歯ブラシでの除去が難しく、気になる場合は歯科医院で対応してもらいましょう。