口臭を招くNG習慣

よく噛まずに食べる

唾液は天然の抗菌・殺菌成分です。成人の1日の分泌量は1~1.5リットルにも達し、常に分泌されることで口の中を清潔に保っています。食べ物を噛むという行為で唾液腺が分泌され、一時的に唾液の分泌量が増加します。逆に咀嚼回数が減ってしまうと唾液の分泌量が減少し、口臭の原因となります。また、やわらかい食べ物は噛む回数が自然と減るため注意が必要です。ほかにも、「ながら食い」や「早食い」もよく噛まないことにつながる食べ方です。

お茶やコーヒーのカフェイン摂取

街中にはカフェがたくさんあり、仕事中にコーヒーをよく飲むという人もいるでしょう。眠気覚ましや気分転換に飲む人も少なくありません。しかし、お茶やコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、過剰に摂取すると、体内の水分量が減ってしまいます。そのため、口の中の唾液の分泌量が減少し、乾燥の原因につながります。また、カフェインには胃液の分泌を促す作用があり、空腹時にコーヒーを飲むと胃液が多量に分泌され、胃が荒れるため注意が必要です。

酸っぱいフルーツを食べ過ぎる

酸っぱいものを食べると、自然と唾液が出てきます。これは、レモンなどに含まれる酸によって、歯のエナメル成分が溶けてしまわないように、唾液を多く分泌するためです。唾液は殺菌作用を持つため、空腹時など唾液の分泌量が減ると、雑菌が繁殖しやすくなります。お肉にレモンをかけるなど少量の摂取なら問題ありませんが、酸っぱいフルーツの食べ過ぎは口臭の原因となります。あまり食べ過ぎないように注意してください。